ごあいさつ

早稲田大学混声合唱団(早混)は、団員数100名を超える日本でも最大規模の学生混声合唱団です。今年で創立72周年を迎えます。昨年度は、東京六大学混声合唱連盟第61回定期演奏会において、名島啓太先生の指導の下「四人の作曲家による連作ミサ曲『深き淵より』」を、同志社学生混声合唱団C.C.D.との交歓演奏会において本山秀毅先生の指導の下《Lobet den Herrn alle Heiden》を演奏するなど、早混がメインレパートリーとするラテン語・ドイツ語の合唱曲を団外の指揮者の先生とともに合同演奏するという貴重な経験を得ました。八尋先生が指導する合唱団が集う八声会交歓演奏会への参加のため静岡県を訪問したほか、早稲田大学と自治体の文化交流事業として福島県白河市を訪れ、演奏会を成功のうちに終えることができました。また定期演奏会では、相澤直人、森田花央里といった「今」まさに日本の合唱界を牽引する作曲家の作品を取り扱ったほか、早混が本邦初演を果たしたペルトの《Te Deum》を再演するなど、合唱という芸術の現代性、現在性を強く発信することができたのではないかと感じております。日ごろより早混を応援してくださる先生方、OBOGの皆様、団員のご家族の皆様、そして私たちの音楽を聴いてくださる皆様のおかげで1年を通じて充実した活動を継続することができたと存じます。この場をお借りして深く御礼申し上げます。

さて、今年は東京六大学混声合唱連盟第62回定期演奏会をホームグラウンドともいうべき東京芸術劇場にて開催いたします。本年度は京都にて開催されるC.C.D.との交歓演奏会は今年60回目を迎えることとなります。2団体での演奏会がこれ程長い歴史を持つ例は稀有であり、貴重な伝統の一部に携われることに大きな喜びを感じております。八声会交歓演奏会は佐久レーレルコール(長野県)の方々に主催頂きますので、今年度はより広い地域の方と音楽を共有することを使命として、活動に励んで参りたいと思います。また昨年同様、学内文化施設でのコンサート等も予定しており、今年度も多くの皆様に歌声をお届けできることを非常に楽しみにしております。

今年度は、技術向上に加え団員の参加形態に多様性をもたらそうと、練習制度の変更に取り組んでおります。早稲田大学混声合唱団という日本を代表する大学混声合唱団として、今後さらにより「早混らしい音楽」というものについても皆さまにしっかりとお届けできるよう、常に団員の結束を強め、一体となって日々より良い音楽の研究に取り組んで参りたいと考えております。皆様におかれましては、変わらぬご指導、ご声援の程をどうぞ宜しくお願い致します。

早稲田大学混声合唱団(早混)

第71代責任者 加藤 寧晃